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2023年07月23日

歴史講座「犀ヶ崖の伝説」 二本松先生

まちづくり協議会の歴史講座 2回目は「犀ヶ崖の伝説」7月22日(土)
1回目の「小豆餅の婆様」で「追分・峠」は「あの世」と「この世」の境目、そこに幾つかの伝承が生まれると言う話を伺い今回は、「犀ヶ崖の伝説」です。
【講師の二本松康宏先生】
歴史講座「犀ヶ崖の伝説」 二本松先生
(画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます)
「犀ヶ崖」は勝った武田軍が徳川方の「首実検」をした所、三方ヶ原合戦の戦死者を弔う「遠州大念仏」が始まった所です。
「犀ヶ崖」周辺で戦いはあったが、布橋の伝説はなかった。夜襲をかけた徳川軍が犀ヶ崖にかかる小橋を外した。それを知らない武田兵が崖下に転落した。(浜松御在城記)
布橋の伝説はどのようにして生まれたのか?
布橋は神の通る道
白山への入山が禁じられていた頃の女性が「編み笠に白装束・目隠しをして」白い布を敷いた橋を渡り極楽往生を願うことを可能にした「白山 布橋灌頂会」がある。
【芦峅寺の浮橋 この橋に白い布を敷いて白装束の女性たちが渡る】
歴史講座「犀ヶ崖の伝説」 二本松先生
橋の手前が「この世」橋を渡ると「あの世」、分かれ道にかかる橋
「犀」は遮る、隔てる場所の意味もあり「乾」ともいわれる。
「乾(いぬい)」は北西の意味 浜松城から北西の方向に犀ヶ崖が位置する。邪悪なものを去来するために「布橋」を架ける、そんな信仰から「布橋伝説」が生まれたのかも知れない。
「歴史学」とは違った「伝承」から真実を紐解くお話を興味深く伺った。


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Posted by ハママツキタマチ at 13:31│Comments(0)研修会
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