浜名区内野の古墳群を歩く

ハママツキタマチ

2024年02月03日 15:43

2024年2月3日(土)9:30~11:30の2時間を西行政センター職員の鈴木一有(かずなお)さんの説明で歩きました。古墳の発掘に関わった経験からの詳しい説明に参加者は大満足でした。
【二本ヶ谷積石塚古墳の説明】5世紀後半~6世紀前半頃

(画像をクリックすると大きな画面でご覧いただけます)
古墳は見晴らしの良い小高い場所が多く、この古墳の様に谷筋に点在する古墳は少ない。外周を大きな石で囲み棺が隠れる程度の石を積んだ「積石塚古墳」は朝鮮半島(高句麗)に多く見られ、朝鮮半島からの「渡来人の墓」と考えられて28基が確認された。静岡県内ではこの場所が唯一の古墳群です。
【復元された積石塚古墳】

【赤門上古墳(前方後円墳)の後円部】古墳時代前半、4世紀後半頃

古い形の古墳で、前方部が狭く後円部が大きな形をした古墳、時代が進むと前方部が大きく発達していく。「三角縁神獣鏡」が埋葬されていたことから身分の高い埋葬者と想像ができる。
【稲荷山古墳(円墳)】5世紀後半頃

墳丘が2段に作られた2段構築の円墳で今もその跡が分かる。市内でも大きな円墳。
「山の神古墳(円墳)6世紀前半頃」も見学、古い古墳から順を追って見てきた古墳の形や規模、埋葬品で埋葬者の身分が想像できる。



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