二本松康宏先生の歴史講座 「小豆餅の婆様」

ハママツキタマチ

2023年07月15日 22:38

静岡文化芸術大学の二本松康宏先生の歴史講座を開催しました。
令和5年7月15日(土)14:00~15:30 都田協働センター ホール
二本松先生は伝承と、そこに秘められた謎を解き明かす「伝承文学」がご専門です。
【歴史講座】

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「追分(街道の分かれ道・辻)」には「お地蔵様」が祀られている。
「追分」「辻」「峠」は「あの世」と「この世」の境界線、境界線を渡る力をつけるために餅を食べる。
「峠」や「追分」には茶店がある。「あの世」と「この世」をつなぐために餅が必要だった。
「老婆」や「姥」の力が特別なものと考えられていた。街道の境に祀られた「姥神」の信仰もあった。
「峠」と「餅」「茶店」の逸話は各地に形を変えて残る。
歴史上の人物も「落ち目」の時の「人間らしい、少し間抜けな話」がもてはやされる。
「あの世」と「この世」をつなぐ「餅」と「老婆(姥)」の話は興味深く聞いた。



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